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2009年1月

2009年1月17日 (土)

木目込み雛人形選びのワンポイントアドバイス(その8)

7人目は、『原 孝洲(はら こうしゅう)』。

Pic_kazaritsuke_2原 孝洲は私の母です。昭和61年に、原 米洲より正式に無形文化財の 技術を継承し、平成元年に「原 孝洲」の雅号をもつに至りました。

Face_picture_akachan1_2胴体はお椀を伏せたような丸みを帯びた形。顔は丸顔で、可愛らしい赤ちゃんのお顔。初代 原 米洲の技術を正統に継承していますので、独特の愛らしさがあり、それに加えて女流作家ならではの繊細な美意識が、とてもやわらかい雰囲気を創り出しています。

ふらここ代表である私も、原 孝洲の元で徹底的に鍛えられましたので、決して負けてはいないと自負をしておりますが(笑)、原 孝洲の雛人形は心をいやす本当に素敵な雛人形です。

※ 画像提供 / 原 孝洲

2009年1月16日 (金)

木目込み雛人形選びのワンポイントアドバイス(その7)

6人目は、『原 米洲(はら べいしゅう)』。現在の継承者は、私の従姉妹です。

Photo_k01初代 原 米洲は、私の祖父であり、昭和41年に文化庁により国定の無形文化財に指定されました。

胴体はお椀を伏せたような丸みを帯びた形。顔は丸顔で、可愛らしい赤ちゃんのお顔。

この赤ちゃん顔の雛人形は、初代 原 米洲が完成させた作風ですが、現在は、原 孝洲(はら こうしゅう)や私共のふらここに引き継がれ、大きな流れとして発展しています。

原 米洲

2009年1月15日 (木)

木目込み雛人形選びのワンポイントアドバイス(その6)

5人目は、『鈴木 賢一(すずき けんいち)』。

Iwaki_2顔は、手書きで描いた丸いお顔だち。胴体は、お椀を伏せたような丸みを帯びた形ですが、両袖が少しゴツゴツとしているスタイルに特徴があります。
Iwaki3_2 お衣裳は、伝統的な金襴(きんらん)を着せたものが多く、落ち着いた色彩の雛人形です。

独自の個性的な作風をもち、品質も良く、しっかりとした高級雛人形をつくる制作者です。

2009年1月14日 (水)

木目込み雛人形選びのワンポイントアドバイス(その5)

4人目は、『松崎 光真(まつざき こうしん)』。ブランド名は、『幸一光(こういっこう)』です。

Add_1_1187339600_2胴体は富士山型。顔は丸顔で、幼いお顔だち。手書きで描いたお顔と、ガラスの入れ目をほどこしたお顔の両方を制作しています。

お衣裳は、伝統的な金襴(きんらん)を着せたものが多く、落ち着いた色彩の雛人形です。

松崎さんとは、ふらここ代表の私も親交が深いのですが、とても誠実なお人柄で、意欲的に雛人形の制作に取り組まれており、しっかりとした品質の雛人形を制作する若手の制作者のお一人です。

幸一光

2009年1月 7日 (水)

七草粥で元気百倍!

今日7日は「七草(ななくさ)」。江戸時代には、「人日(じんじつ)の節句」として五節句の一つに数えられ、武家の公式な祝日とされていました。

「人日の節句」に七草粥(ななくさがゆ)を食せば、一年を無病息災に過ごせると考えられ、前日に摘んだ若菜を、この日の朝、七草粥として戴きます。

若菜の持つほのかな苦味は、旬だからこそ味わえる春の味ですが、塩を少々加えた熱湯でアク抜きをしてお粥に入れると絶品。身体の芯から元気になる気が致します。

以下に、七草を簡単に紹介します。

Photo_2芹(せり):精を養い血脈を整え、神経痛、通風、リウマチなどに効くといわれています。

Photo_3薺(なずな):煎薬として利尿、解熱、洗眼に用いられますが、ぺんぺん草として親しまれている植物です。

Photo_4御形(ごぎょう):乾燥させて、咳(せき)・痰(たん)の薬として用います。

Photo_5繁縷(はこべら):天日乾燥させて用いると、産後の浄血、催乳に効くといわれています。

Photo_6仏の座(ほとけのざ):胃腸に良い食べ物です。

Photo_7菘(すずな):蕪(かぶ)のこと。葉にはカロチンやビタミンを多く含み、消化促進効果があるといわれています。

Photo_8蘿蔔(すずしろ):大根のこと。ビタミン豊富な葉と、根には消化促進効果があります。

さて、ふらここも七草粥を戴いて、元気に雛人形づくりに励んで参ります。

2009年1月 6日 (火)

木目込み雛人形選びのワンポイントアドバイス(その4)

3人目は、『木村 一秀(きむら いっしゅう)』。

Add_1_1186713424 胴体は、お椀を伏せたような丸みを帯びた形。顔は、しもぶくれのうりざね顔で、手書きで描いた大人びたお顔だちです。

お衣裳は明るめの色彩で、全体的にパステル調のコーディネートに特徴があります。

価格は低価格品を主体とし、品質はそれなりで可もなく不可もなしといった雛人形です。

一秀

2009年1月 5日 (月)

木目込み雛人形選びのワンポイントアドバイス(その3)

次に紹介するのは、『柿沼 東光(かきぬま とうこう)』。

01_2胴体は富士山型。顔はしもぶくれのうりざね顔で、手書きで描いた大人びたお顔だち。

お衣裳は明るめの色彩で、しぐさに動きをつけ、現代的にアレンジした雛人形を得意としています。

価格はやや高級で、しっかりとした品質の雛人形を作る制作者です。

※ 画像提供 / 柿沼人形

2009年1月 4日 (日)

木目込み雛人形選びのワンポイントアドバイス(その2)

木目込み雛人形は、胴体も顔も制作者によって作風が異なります。

まず胴体については、平べったい形、お椀を伏せたような丸みを帯びた形、富士山型ののっぽな形、角ばった形など、制作者ごとに固有の造形パタンがあります。

次に顔についても、しもぶくれのうりざね顔、丸顔、ふっくらとしたお饅頭顔など、制作者ごとに造形パタンが異なります。

それでは次に、代表的な木目込み雛人形の制作者を列挙して、それぞれの特徴を見てみることにしましょう。

まず最初に挙げるのは、『金林 真多呂(かなばやし またろ)』。

1212_all_2胴体は富士山型。お衣裳には伝統的な金襴(きんらん)を着せた雛人形が多く、落ち着いた正統派の高級雛人形です。

1212_f1_s_2



顔はしもぶくれのうりざね顔で、手書きで描いた気品のある大人びたお顔だちです。

現在の3代目社長は、縁あってふらここ代表の私と高校時代の同級生ですが、高品質の雛人形を作る制作者です。

※ 画像提供 / 真多呂人形

2009年1月 3日 (土)

木目込み雛人形選びのワンポイントアドバイス(その1)

新しい年が始まり、今年初節句を迎えるご家庭では、そろそろ雛人形選びが気になる時期になりました。

雛人形には、大きく分けて2種類のスタイルがあります。
ひとつが衣裳着(いしょうぎ)
雛人形、もうひとつが木目込み(きめこみ)雛人形と呼ばれる雛人形です。

Pic_face衣裳着雛人形とは、人が着物を着るのと同じように、仕立てた着物を着せ付けた雛人形です。
この雛人形の特徴は、着物の華やかさにあり、比較的に大きめで見栄えのする
雛人形です。

胴体と顔は完全に分業によって制作され、着物の着せ付けをする「着せ付け師」が、顔を制作する「頭師(かしらし)」から購入した顔を胴体に取り付けて仕上げます。

そのため、雛人形の価値は顔ではなく、着物のグレードと着せ付けの技術によって決まります。

Pic_face_3木目込み雛人形とは、桐粉(きりこ)を固めて造形した胴体に、布地を密着さるように着せた雛人形です。胴体の造形が、着物を着せてもそのままの形で残るため、制作者によって様々な形の雛人形が作られます。
比較的に小さめの
雛人形が多く、スペースをとらず上品に飾れる雛人形です。

木目込み雛人形の場合は、胴体に着物を着せる「木目込み師」と顔を制作する「頭師(かしらし)」は同一の作者か、あるいは「木目込み師」専属の頭師が顔を制作するため、制作者の作風は胴体の造形だけではなく、顔にも反映されます。

そのため、近年、木目込み雛人形がこだわり派のご家庭で人気急上昇中です。

2009年1月 1日 (木)

一年の幸せを願って!

明けましておめでとうございます。

平成21年、新しい年がスタートしました。
今年も一年、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

今日1月1日は、元日。「元旦(がんたん)」という言葉もありますが、元旦とは元日の朝のことを指します。

さて、鏡餅を供え、新しい年の歳神様(としがみさま)をお迎えして始まるお正月。まずは家族揃って、一年の幸福を歳神様に願い、おせち料理とお屠蘇(とそ)をいただきます。

おせち料理とは、「節(せち)の日」(季節の変わりめの特別な日)のお料理のこと。
お屠蘇(とそ)は、邪気を祓(はら)い長寿をもたらしてくれる薬酒です。

また、子供たちにとって、お正月に楽しみなことといえば、お年玉。
本来は、小さな丸餅(まるもち)を「年霊(としだま:神様の生命力)」として配ったことが、お年玉の始まりであるといわれています。

Rk_a93031日から2日の朝にかけて見る夢が、初夢。今年はどんな夢を見るのでしょうか?

7日の朝には、七草粥(ななくさがゆ)をいただきます。春の七草(せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろ)をお粥にして、神前に供え、これを食べると万病なく、一年を無病息災で過ごせるといわれています。七草粥で早い春をいただき、身も心もさわやかに、お腹の底から元気を出すという訳です。

江戸時代には、1月7日を“人日(じんじつ)の節句”と呼び、ひな祭りや端午の節句と並ぶ祝日としていました。そして、この日までが「松の内」。7日の朝、七草粥をいただいたあと、松飾りをかたづけます。

お正月気分も抜ける11日は、鏡開きです。鏡餅を砕いて、雑煮や汁粉に入れて食べます。

そして、15日は小正月(こしょうがつ)。この日には、小豆粥(あずきがゆ)を炊くのが習わし。赤い色が太陽をイメージさせることから、生命力の象徴とされる小豆を入れたお粥をいただいて、この日から本格的に一年の計画がスタートです。

さて、駆け足で、お正月についてお話をしてきましたが、ふらここもこれからがいよいよ雛人形シーズンの幕開けです。
今年も一年、どうぞ宜しくご愛顧賜りますよう、お願い申し上げます。